昨年度まで彦根市からの委託事業として実施していた「赤ちゃん訪問」が委託終了となり、 令和6年度4月より彦根市民生委員児童委員協議会が実施する「1歳おめでとう訪問」に移行することとなりました。
生後、1年が経過した1歳児は新生児期からの成長も著しく、訪問時に受ける育児に関する相談の内容や提供する情報も変わってくることから、 健診等で日々親子に関わっておられる健康推進課から講師を迎え「昔と今の子育て何が違うの?」をポイントにして話を聞きました。
1歳児の消化機能について、気を付けたい食品、食事の際のポイント、不足しやすい栄養素、おやつについて、 食塩摂取量、食物アレルギー、また脳や体の発達について、以前の子育ての常識との違いをわかりやすく説明していただきました。 幼児の成長にとって欠くことのできない外遊びも、今は紫外線や熱中症などの心配もあり注意点も多く、 SNSなどの情報過多もストレスや不安と結びつきやすいことなど、改めて今の子育て世代の大変さを感じました。妊娠期から子育てまでをサポートする「ひこねすくすくアプリ*ひこすく*」についても説明があり、
困った時の相談窓口など、今後の活動の中で役立つ内容が詰まった研修となりました。
また、研修後に7月の「夏よっておいでよげんきっ子」実施にあたり打ち合わせも行いました。
どんな内容の研修会を希望するか事前にアンケートを実施。各学区で未就園児等の親子を対象とした子育て広場を開催しているが、その周知方法や内容について深めたいとの意見が多くあったため、今回は、SNSを活用し実施している城西、城北学区の「キャッスルママ・パパのつどい」について城西学区の寺居さんを中心に4名から、その事例報告と周知方法について話を聞いた。
参加対象となる若い世代にとって情報収集はSNSが主流であり、広場の内容確認や参加申し込みがスマートフォンひとつでできる手軽さは理解しているのだが、自身がLINEやインスタグラムを上手く使いこなせない、用語がわからないと戸惑いが多い中で、少しでも多くの親子に参加してもらい、そこから地域との繋がりを作りたいという思いをどのように形にして進めていけばいいのか、寺居さんの「これだけ良い活動をしているのだから、もったいない。お手伝いできるところは、いつでも手を貸します!」という力強い一言は、一歩踏み出すための動機付けになったように思う。
出来ない部分は「仲間」に助けてもらいながら、そして、従来の「声掛け」から繋がる顔が見える取り組みも大切にしながら、孤独を感じながら子育てをする世帯が無くなるように、また、彦根での子育てが楽しいと思ってもらえるように主任児童委員全体で取り組んでいきたい。
(主任児童委員 畠中麻矢)地域での気付きを、どこに、どのように伝えるのか、また、サポートしたらいいのか理解を深めるため彦根市子ども未来部の三課より、 子どもたちの現状を聞き、各課の専門性や取り組みをお話していただきました。
各担当地域での気付きを行政(専門分野)と情報共有しながら、子どもやその家庭を地域でもサポートしていくことが出来るよう、 私たちも日頃から信頼関係を築いておく必要性を感じました。
「こんにちは赤ちゃん訪問」については、対面での訪問が可能となり、赤ちゃんの保護者とのコミュニケーションが図れるようになりました。 そのことによる注意点を聞く中で、忌憚のない意見交換がされ、共に「信頼」できる関係づくりへの一歩となりました。
令和5年4月22日(土曜日)、午前10時~11時30分、中地区公民館にて、“春”よっておいでよ元気っ子が開催され、 大人10名、子ども15名の方が参加されました。
季節のうたをスタートに、エプロンシアターによる「えいようのうた」をみんなでうたいました。「グーパー体操」で体を動かした後は、いよいよ今回のメイン「腹話術」の登場です。 間近で演じられる腹話術に?ちょっと笑ったり、次々に登場する可愛いお人形たちに心を寄せるような子どもたちの様子がとても可愛らしかったです。 その後は、新聞紙をつかってのゲームやじゃんけん列車、ひとつに繋がって、皆でたくさんのトンネルをくぐりました。 工作では、こいのぼりも作りました。個性豊かなこいのぼりは、お家で泳いでいるかな?その他にも「はらぺこあおむし」のペープサートなど、 新年度のスタートは、盛りだくさんの元気っことなりました。
次回「なつ よっておいでよ 元気っこ!」は7月15日(土)、午前10時~11時30分、 同じ中地区公民館にて開催予定です。