講師にNPO法人CASN(カズン)理事長の谷口久美子氏をお迎えして、活動されている「チャイルドライン」について、 生で子どもの声を聞いておられる現状から、「今、子どもに何が起きていているのか」検証されたお話しを聞かせていただきました。 開設当初20年前から受信する件数は変わっていないとのことですが、少子化の現在では、利用率が高くなっているとの事です。
家族には言えない悩みや、留守番していても「本当は、淋しい」、その気持ちを埋めるかの様に電話をしてくる子ども。 また「いじめられている事を親には、(親にも)言えない」で悩む子ども等、いずれも「誰かに聞いて欲しい」気持ちを抱える子どものことです。 知らない誰かでもいいから、胸の内を発信することで気持ちの軽減が図れるのだと検証されています。「顔見知りの関係」も必要ですが、 胸の内を発信できる「誰か」が必要なのだと感じました。