今回は、『障がい者の人権』というテーマに沿って研修が進められた。
「彦根市人権施策基本方針」及び憲法第11条・憲法第97条から3つの特徴、【普遍性】【固有性】【不可侵性】について、
また、障害福祉施策の変遷、障害者の権利擁護に関わる法整備がなされてきた状況について説明があった。
次に、実際にあった施設での権利侵害事案(虐待)について、権利侵害はどこでも起こりうるという認識のもと、 《知ること》と《意識すること》が取り組み等で大切な視点であると語られた。
障害者虐待防止法や障害者差別解消法を通じて虐待は犯罪であること、発見または報告を受けた人には通報の義務があり、 その重要性があらゆる人々を救うことになることを学び、法律だけでなく基礎的な環境整備や地域社会と関係機関等の連携が重要であるとの研修内容であった。
今回は『子どもたちは今』のテーマに沿って、1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」について、 日本も批准してはいるが、まだまだそのカテゴリーによって縦割りになってしまっていること。 また、これも国連で2015年に採択されたSDGs「誰一人残さない」の理念のもと、 17のゴールのうちあえて今回は16番の「平和と公正をすべての人に」を取り上げたことを講師から説明された。 子も親も取り巻く社会問題や子育て環境の変化が激しくなり戸惑っている状態である。 「子ども基本法」で子どもの人権は、生きる権利・育つ権利・守られる権利・参加する権利の4つがあることを学んだ。 最後に、参加者に対し、①校区・地域の実情によってできることが違う ②一人の立場でできること ③チームで取り組むこと ④お互い様、共生を少しでも、というテーマで意見交換の場を設けられた。
最初に、令和5年度の活動結果及び今年度の活動計画の報告をしました。
研修では、高齢者への虐待についてその現状及び対応について取り組む必要性があることを、事例検討を交えて意見交換し、 理解を深めることができました。また、民生委員として通報や相談事案が発生した時の対応の仕方について、 彦根市発行の「高齢者虐待対応マニュアル」を活用し、担当地域での高齢者の見守り活動に非常に参考となる内容でした。