「男女共同参画」とは、男女それぞれが自らの意思によって、 人として社会のあらゆる分野において共同して、均等に活動し地域社会を構築していくもの。 今回の研修では、ピカジップ(PCAGIP)という手法を利用し、参加者をふたつのグループに分け、 それぞれのグループで、講師が進行役を務められ、相談者(1名)・板書係(2名)・質問者(他の参加者全員)を決め進行された。
それぞれの相談者は、民生委員児童委員活動や他の地域での活動を通じての悩みや相談したいと思うことを発表し、 一問一答を繰り返す形式で相談者の背景や人物像を想像しながら、決して答え(解決策)やアドバイスを言うのではなく、 相談者が問題や課題解決へのヒントを得ることができる手法です。
研修では、相談者と質問者が活発に意見を交わし、各地域のあらゆる会合や委員の活動に活用できるものと感じました。
今回の研修では、人権部会員以外の参加を企画し各単位民児協から19名の参加がありました。
講師の栗木さんご自身が民生委員児童委員との関わりから、今までの体験談も踏まえ、『自分が嫌な事は、決して相手に言ってはいけない、してはいけない』を基本理念として人間関係を形成していくことが大切であることを学び、各委員がどのように地域住民の方々とふれあい、気持ちに寄り添うことや地域とのつながりの重要性について講演していただきました。
また、講演中も色々な設問を参加者に投げかけられ、その都度皆さんの活発な意見交換の場となっていました。
今回、令和5年度の第一回目の研修を開催し、彦根市人権政策課の福原重和様 に講演をお願いしました。
基本的人権とは、世界人権宣言とは何か、それぞれの条文にある意味深い人間の 尊厳と権利についても学ぶことができました。
また、人権三法である「障害者差別解消法」、「ヘイトスピーチ解消法」、「部落差別解消推進法」について、 その成り立ちと意義を学ぶ機会を得ることができました。 時には【じんけんクイズ】を交えて、権利と人権の基礎的なことをわかりやすく解説して いただき有意義で貴重な講演であったと思いました。
講演の後、昨年度最後の研修で実施されました今後の研修についての参加者を対象 にしたアンケートの結果を報告しました。