児童福祉部会
令和3年度活動方針
- 部会員の交流と情報共有化を進めます。
- 関係機関との連携を密にします。
- 地域の安心安全の環境つくりを支援します。
―令和4年1月7日(金)―
児童福祉部会研修報告
◇日 時:令和3年12月3日(金) 13:00~15:00
◇場 所:福祉センター別館2階
◇参 加:児童福祉部会員45名
◇テーマ:「里親制度」
◇講 師:社会福祉法人小鳩会 フォスタリング機関「こばと」
統括責任者 小嶋 美恵子様、リクルーター 大槻 美保子様
里親体験談 Y様
□講演の要旨
*滋賀県には、令和3年9月末現在で、何らかの事情により家庭での養育が受けられない子供が250名おられます。
うち165名(7割)は乳児院・児童養護施設で養育を受け、84名が里親などの家庭擁護を受けておられます。
*施設擁護の児童を里親につなげるのがフォスタリング機関で、里親の事前研修、児童とのカップリング、
里親開始後のフォローアップを担っておられます。
*里親Yさん、7年前不妊治療を断念して、夫婦で里親を決心。5カ月の男児を機関「こばと」より紹介受ける。
8カ月でハイハイ・つかまり立ち この子の命を預かる覚悟が出来た。自分の子供として特別養子縁組を結んだ。
2歳から自己主張が強くなるも幼稚園で落ち着く、現在小学生。近年は一時保護委託の依頼があり、2歳の男児も預かっている。
□感想
*里親制度につき、分かり易く解説頂きました。社会的擁護を必要とする児童の多さに驚きました。
*淡々と話される里親のYさんの講話内容は感動的でした。「この子の命は私達夫親が預かる」の決意。
貴方には、生みの親がいるとの話は、「他人から聞くより、
一番信頼されている私が話した方が良い」など。受講の各委員に感動が広がりました。
□まとめ
*児童福祉部会独自制作の研修DVD2本を経て、ようやく集合型の研修を開催することが出来ました。
*講演中の熱心な受講姿勢、活発な質疑、終了後の講師との個別懇談など、企画者として嬉しい場面が多く見られた研修会となりました。
参加の皆様お疲れさまでした。
(児童福祉部会 部会長 大久保則雄)
―令和3年2月28日(日)―
「児童福祉部会:苦難は工夫のチャンス!」
令和2年の児童福祉部会は、4月2日報告会・研修会を開催しました。コロナ禍が迫りくる中ギリギリのタイミングでした。
従来の活動方針から、関係機関との連携を密にするとの変更を委員間で共有できました。早速当日は、
研修会として彦根市少年センターの寺村幹夫所長に「少年の現状と少年センター」と題して講演頂きました。
昭和のヤンチャ→平成の引きこもりと少年非行の変化、「あすくる彦根」の活動などを興味深く学びました。
その後のコロナ禍のため、日常の活動もままならない状況が続きました。部会委員が一堂に集わなくても関係機関との関係を密にできる方法はないか?
役員間で知恵を出し合い、研修DVDの自主製作を考えました。
①取材機関の選定(子育て支援課)と接触(10月)
②制作協力社の選定と接触
③絵コンテ作成と打合せ
④関係機関と役員が出演する撮影(12月)
⑤編集・校正
⑥DVD を各民児協へお届け(2月)
のステップを踏んで完了しました。
ご覧いただいた民児協からは、分かり易い、関係機関が身近になったとの感想を頂き、嬉しく思っております。
児童福祉部会独自の研修ビデオ制作風景
見守り・寄添い・つなぎを必要とする児童の背景が複雑で見え難くなってきました。
こんな時こそ、苦難は工夫のチャンスと前向きに捉えて、役員・部会員の皆様と令和3年度を迎えたいと存じます。
(児童福祉部会 部会長 大久保 則雄)