令和2年の児童福祉部会は、4月2日報告会・研修会を開催しました。コロナ禍が迫りくる中ギリギリのタイミングでした。 従来の活動方針から、関係機関との連携を密にするとの変更を委員間で共有できました。早速当日は、 研修会として彦根市少年センターの寺村幹夫所長に「少年の現状と少年センター」と題して講演頂きました。 昭和のヤンチャ→平成の引きこもりと少年非行の変化、「あすくる彦根」の活動などを興味深く学びました。
その後のコロナ禍のため、日常の活動もままならない状況が続きました。部会委員が一堂に集わなくても関係機関との関係を密にできる方法はないか? 役員間で知恵を出し合い、研修DVDの自主製作を考えました。
①取材機関の選定(子育て支援課)と接触(10月)
②制作協力社の選定と接触
③絵コンテ作成と打合せ
④関係機関と役員が出演する撮影(12月)
⑤編集・校正
⑥DVD を各民児協へお届け(2月)
のステップを踏んで完了しました。 ご覧いただいた民児協からは、分かり易い、関係機関が身近になったとの感想を頂き、嬉しく思っております。

見守り・寄添い・つなぎを必要とする児童の背景が複雑で見え難くなってきました。 こんな時こそ、苦難は工夫のチャンスと前向きに捉えて、役員・部会員の皆様と令和3年度を迎えたいと存じます。
(児童福祉部会 部会長 大久保 則雄)