◇日 時 令和3年10月28日(木) 10時~11時45分
◇会 場 彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇テーマ 地域のネットワークと地域支援を考える “民生委員とケアマネージャーが手を携えて”
◇講 師 ケアプランセンター どりーむ 所長 辻 広美 様
◇参加者 46名




◇概 要
高齢者問題は、多岐に渡っています。いくつもの事象が交錯して先行きを複雑にさせて いる高齢者家族、世帯があります。高齢者問題を目の当たりにして、ケアマネージャー だけでは支援が困難な場合もあります。
ケアマネージャーと民生委員の双方がそれぞれの立場で支援策を模索し、互いの情報交 換を通じて関係機関へ繋ぎ、問題解決への道を切り開いて行きたいものです。問題解決 に向けて取り組まれた事例を聞かせていただき、改めて、ケアマネージャーさんたちと の協働姿勢の重要性を思い知りました。
最近、クローズアップされているのが“ヤングケアラー問題です。法令上の定義はあり ません。一般的に、本来は大人が担うとされてる家庭内の家事として、家族の世話(介 護、感情面のサポートなど)を日常的に行っている18歳未満の子どもとされています。 子ども本人が、日常生活の一部、あたり前の行動であって、いわゆる“ヤングケアラー” という認識が希薄であり、家庭内の出来事となっているので発見が難しく、問題を複雑 にする傾向があります。民生委員を中心に近隣の住民の皆さんと、潜在化している問題 が拡大するまえに対処していくことが求められています。
本日の研修内容から、われわれ民生委員活動の引き出しも増え、活動の一助になってい くことを願います。
(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)