高齢者福祉部会
令和3年度活動方針
- 高齢者の健康志向を高め、見守り活動に注力することで、介護予防を推進します。
- 高齢者から頼られるよき相談相手になり、地域内の支え合い活動を推進します。
- 高齢者を取り巻く支援者ネットワークの一翼を担い、関係機関との連携を密にします。
―令和3年12月12日(日)―
彦根市民児協連・高齢者福祉部会 研修会報告
◇日 時 令和3年10月28日(木) 10時~11時45分
◇会 場 彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇テーマ 地域のネットワークと地域支援を考える
“民生委員とケアマネージャーが手を携えて”
◇講 師 ケアプランセンター どりーむ 所長 辻 広美 様
◇参加者 46名
◇概 要
高齢者問題は、多岐に渡っています。いくつもの事象が交錯して先行きを複雑にさせて
いる高齢者家族、世帯があります。高齢者問題を目の当たりにして、ケアマネージャー
だけでは支援が困難な場合もあります。
ケアマネージャーと民生委員の双方がそれぞれの立場で支援策を模索し、互いの情報交
換を通じて関係機関へ繋ぎ、問題解決への道を切り開いて行きたいものです。問題解決
に向けて取り組まれた事例を聞かせていただき、改めて、ケアマネージャーさんたちと
の協働姿勢の重要性を思い知りました。
最近、クローズアップされているのが“ヤングケアラー問題です。法令上の定義はあり
ません。一般的に、本来は大人が担うとされてる家庭内の家事として、家族の世話(介
護、感情面のサポートなど)を日常的に行っている18歳未満の子どもとされています。
子ども本人が、日常生活の一部、あたり前の行動であって、いわゆる“ヤングケアラー”
という認識が希薄であり、家庭内の出来事となっているので発見が難しく、問題を複雑
にする傾向があります。民生委員を中心に近隣の住民の皆さんと、潜在化している問題
が拡大するまえに対処していくことが求められています。
本日の研修内容から、われわれ民生委員活動の引き出しも増え、活動の一助になってい
くことを願います。
(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)
―令和3年9月8日(水)―
彦根市民児協連・高齢者福祉部会 研修会報告
◇日 時 令和3年7月27日(火) 10時~11時45分
◇会 場 彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇研修テーマと講師
「これからの介護予防」 地域包括センターいなえ 青木真由美様
「これからの認知症予防」 HOTサポートセンター 西村りう子様
◇参加者 48名
◇概 要
5月18日に、令和3年度の一回目の研修会を予定していました。ところが、 コロナ感染拡大が一向に納まる気配もなく、
総合的に判断して延期を決めました。その後、5月中旬から65歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種も始まり、また、
7月9日に滋賀県独自のコロナ感染拡大防止等の判断指標も、警戒ステージから注意ステージに引き下げられました。
しかしながら、気を緩めずに感染防止策を遵守していくことは、誰もが取組むべき行動規範でもあります。
四囲の状況から、引き続き感染防止策を遵守して、研修会の開催を決めました。
介護保険制度が、平成12年(2000年)4月にスタートしました。
介護保険制度を支えた「ケアマネジメント」「要介護認定」「区分支給限度額」が機能し無難に運用されてきましたが、
少子高齢化が顕著になり始めてくると次の課題、「介護保険財源の不足」、「介護予防の多様性」、
「介護現場の労働力不足」が顕在化してきました。いずれの課題も重くて解消までのハードルは極めて高いものです。
今回の研修テーマは、「介護予防への道のり」と「介護初期の認知症予防」について、
誰もが通過する健康ステージ「フレイル(虚弱)」との関連を中心にお話し頂きました。本日の研修で、
われわれ民生委員活動での引き出しも増え、高齢者さんとお話をされる時の参考にしていただくことを願います。
(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)
― 令和3年3月4日(木)―
「高齢者福祉部会」の紹介
彦根市民生委員児童委員協議会連合会には、高齢者福祉部会を含め六つ専門部会が置かれています。
各部会は、それぞれの分野に特化して、民生委員児童委員の日常活動で必要とする基本姿勢の習得を目指した研修会の開催を主たる目的としています。
いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者となる2025年(令和7年)はもとより、
国内において高齢者の数がピークとなる2040年(令和22年)頃を展望して、
取り組みされているのが「健康寿命の延伸」や「医療・介護サービスの確保」で、
喫緊の課題にもなっています。反面、推進させていくうえで、解決しなければならない課題もあります。
「介護保険財源の不足」「介護予防策の多様性」そして「 介護現場の労働力不足」等です。
われわれ民生委員児童委員は、高齢者の方と接する機会も多く、相談を持ち掛けられます。
特に「介護の予防策」への取り組みについて支援を求められます。そこに、地域のあらゆる住民が、
地域内での役割を持ち、地域で助け合いながら暮らすことができる地域協働社会の「場」づくりも重要な対策のひとつです。
非常に広範囲に渡りますが、専門部会として高齢者対策の一助になる役割を果たしていくことを所望してます。
(高齢者福祉部会 部会長 西野 秀太郎)