専門部会

彦根市民児協連・高齢者福祉部会 研修会報告

2022年5月17日 / 高齢者福祉部会

◇日 時  令和4年5月9日(月) 10時~11時45分
◇会 場  彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇テーマ  民生委員からフレイル予防を!
◇講 師  彦根市福祉保健部高齢福祉推進課の職員(3名)
◇参加者  44名

◇概 要

多くの方は、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命を維持し、自立した生活が送れる期間、 即ち、健康寿命の延伸を望んでいます。実際には、加齢に伴って身体的機能や認知機能の低下が見られるようになってきます。 健康な状態から要介護の状態に移行する中間の段階を「フレイル」と言います。 近年の高齢者対策は「健康寿命の延伸」=「介護予防」が中心になっています。 この「フレイル」の段階で、適切な治療や予防を行うことで、要介護状態に進まずに済む可能性がある時期とも言われています。 本日は、各分野からのフレイル対策について、お話をして頂きました。

〇持病(生活習慣病)のコントロールと適宜の運動
糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、かかりつけのお医者さん、 かかりつけの薬剤師さんとうまく連携することで、持病のコントロールをして、現在の状態を維持、継続ができるものです。 また、日常生活の中に軽い運動を入れるなどして、筋力・筋肉量の低下を防ぐことが可能になってきます。 頭と身体を同時に使う『二重課題運動』を紹介します。一例として、「しりとり」「引き算」「47都道府県名を思い浮かべる」 等をしながらウオーキングすることも介護予防効果があると言われています。あくまでも、ご自身の安全確保が大前提です。

〇口腔、嚥下機能を保つケア
加齢とともに歯が抜けるなどして噛みづらくなると、固い食材が食べられなくなります。 また、飲み込む力(嚥下機能)が弱くなると、食べ物や飲み物が気管に入る「嚥下困難」が起きることもあります。 そして、食べづらくなると、食べることが嫌になり、低栄養に繋がっていきます。
毎食後、就寝前に歯(入れ歯)を磨くことや、うがいをすること、また、口周りの筋肉を保つため、 一日三食しっかり食べることが、誤嚥からくる疾病の予防になります。

〇バランスのよい栄養管理
低栄養は、フレイルを起こす要因のひとつです。高齢になってくると、食が細くなり満腹感があっても栄養が十分ではなく、 偏ったものばかりを食べて、身体を維持するのに必要な栄養素が不足勝ちになります。 多様性に富んだ食事を三食欠かさず食べることを意識し、バランスよく食べることです。 なかでも、身体(特に筋肉)をつくるたんぱく質や骨を強くするカルシウム等の栄養素を摂取して、 低栄養に陥らないことが大切です。
簡単なフレイルチェックも教えていただき、今は一安心できても、油断は出来ません。いずれの対策も、 継続することが重要です。健康寿命の延伸に向けて対策を継続していきたいものです。

(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)

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