彦根西中学校区<城西一、城西二、城北>民生委員児童委員協議会だより

彦根西中学校区<城西一、城西二、城北>民生委員児童委員協議会だより

2024年11月22日 / 令和6年度

彦根市立西中学校内で開店する“きずな食堂”にて、中学生たちが“おにぎり”をほおばりながら地域の大人たちとの対話を通じて、 中学生と地域の大人との“きずな(断ちがたい人と人の結びつき)”が育まれることをコンセプトにした“西中学校きずな食堂プロジェクト”が、 今年7月5日に一回目の“きずな食堂開店”でスタートしました。8月21日の二回目の開店を経て、今般、 3回目となる“きずな食堂”を開店しました。前回の“きずな食堂”の結果を踏まえて“きずな食堂”のリニューアルを図りました。

まず、“きずな食堂”に来店してくれる生徒たちが時間的に集中することから、 “きずな食堂プロジェックト”の本来の目的である対話が充分でなかった一回目の反省から“きずな食堂”を、 1店舗から2店舗にさせてもらいました。また、“きずな食堂”のシンボルと言える暖簾を作成して、2店舗の“きずな食堂”の入口に掛けました。 今どき、暖簾の掛かっているお店が少なくなってきていることから、多分、珍しかったのかな、暖簾を見て、歓声をあげている生徒もいました。

今回も、西中学校美術部の生徒たちがチラシの作成を担当してくれました。それから、一部の生徒たちが、 “きずな食堂”のテーブルや椅子等の消毒作業をして、その後、われわれスタッフと一緒に、おにぎりをにぎる体験を楽しんでくれました。

◇日 時:令和6年11月15日(金)
     スタッフ 資材等の搬入:午前11時から 
     スタッフ 調理開始  :午前12時30分から
     生徒たちに配食開始  :午後4時から
◇会 場:彦根市立西中学校の調理室、被服室、理科室をお借りしました。
◇来 客:おにぎりの消費から概ね 320人
◇大 人:調理のスタッフ 13人(うち民生委員、7人)
     対話のスタッフ 10人(うち民生委員、2人)
◇仲 間:彦根市立西中学校の教職員のみなさま
     民生委員児童委員(城西一、城西二、城北)
     城西学区・城北学区社会福祉協議会の役員
     彦根市立西中学校運営協議会の委員
     地域の健康推進員
     地域のみなさま
     彦根市社会福祉協議会の地域担当
     地域包括センターの地域担当

調理スタッフのみなさんは、お米29㎏(おおよそ18升)を炊飯して、おかかの“おにぎり”を150個、塩昆布の“おにぎり”を150個、 そして“塩むすび”を100個と、合計で400個の“おにぎり”をにぎってくれました。みなさんの手際よい調理で、予定通りに進みました。

今回から、“きずな食堂”を2店舗にしたことで、前回よりも、中学生と話す時間をとることができました。 さて、どんなやりとりがあったか?

 〇 (大人) 西中学校は、彦根藩の藩校であった“弘道館”の跡地には立地している!
   (大人) 旧地名、一例として西中学校エリアの「職人町」「魚屋町」「桶屋町」等は、
        職種が地名になっている。さて、どのような職種であったのか?
    (生徒たち) 初めて知った。興味が湧いてきた。

 〇 (大人) 何をしているときが、一番好き?
   (男子1年生) 小学生の時から、ファミコンゲームをしているとき
   (大人) お父さん、お母さんに、怒られない?
   (男子) よく注意される。他に、家族と一緒夕飯を食べることが楽しみ!

 〇 (大人) 何のクラブ(部活)に入っているの?
   (男子1年生) 陸上部の短距離
   (大人) 100メートルは、何秒?
   (男子) だいたい13秒台
   (大人) まだ、一年生、毎年1秒短縮する目標を持って練習頑張って!

 〇 (大人) 3年生? 今は受験勉強の季節やね!
   (女子3年生) 9時には寝ている。
   (大人) 効率のよい勉強をしているね。風邪をひかないように気をつけて!

 〇 (大人) クラブ(部活)は?
   (女子1年生) 中学校に入ってから、剣道を始めた。
   (大人) 3年間頑張って、団体戦の大将になって!

中学生たちに胸襟を開いてもらうには、「好きなこと」を話題の中心に語りかけることが一番かなと思います。 次回の開店時も、中学生たちとの対話を楽しみにしています。

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