◇日 時 令和6年7月21日(日) 午前10時より
◇場 所 千松会館(彦根市松原一丁目)
◇テーマ 災害時の活動に向けて~民生委員・児童委員として何から取り組むのか~
◇講 師 彦根市危機管理課 外部講師 防災士 笠原 恒夫氏
◇参加者 彦根市社会福祉協議会 奥村 友星様
城北民生委員児童委員協議会 9名

城北民児協では、彦根市危機管理課の外部講師であり防災士としてもご活躍の、笠原恒夫先生をお招きし、令和6年度第1回民生委員児童委員研修会を実施しました。 研修会のテーマは、今年お正月の能登半島地震、そしてこの夏各地で起こっている大雨による水害や土砂災害、多発するそんな災害に対して、 私たち民生委員児童委員は何をすべきか、を考えるため『災害時の活動に向けて~民生委員児童委員として何から取り組むのか』。 講師である笠原先生をご紹介いただいた、彦根市社会福祉協議会の奥村様もご一緒に、とても考えさせられる意義ある研修となりました。
「ここ30年間で震度6強以上の地震が多発していることからもわかるように、地球規模で地震の活動期に入った」 。そんな先生のお話から始まった研修会。 まず災害をしっかり知ること。災害に対する「地域の防災力」を高めるためにも「防災士」の役割が重要だからこそ、民生委員児童委員が、 積極的に防災士の資格取得をと推奨がありました。
そして本題である災害に対する私たちの心得。それは日頃の委員活動の延長線上にあることを忘れてはならないとお話しされました。つまり、災害時に何をすべきかではなく、 平素からはもちろんのこと、災害が起こった時には、そして復旧・復興時には、と、その時その時に何が大切なのかを私たちはしっかりシュミレーションしておかねばならないことを強調されました。 そのために重要なことは、私たち自身の日々の健康であり、日々の勉強、そして終わりのない日々の訓練なのだと話されました。 私たち一人ひとりの強い思いが、地域コミュニテイーの活性化につながり、地域防災が「自助」から「公助」へと広がるものだとまとめていただきました。
先生のお話を聞き、私たち一人ひとりが肩に力を入れすぎることなく、平素の活動の中で防災について考えなければならないことを再認識する、とてもいい時間となりました。


