お知らせ

障害者福祉部会 第3回研修会報告

2022年10月28日

◇日 時 令和4年10月6日13時20分~16時00分
◇形 式 施設訪問研修
◇会 場 草津市 ①滋賀県福祉用具センター ②滋賀県立障害者福祉センター
◇参加者 31名

<研修内容>
【滋賀県福祉用具センター】 13時20分~14時40分 
              用具センターを2班に分かれて福祉用具センターの職員の方が案内
              1班 14名 2班 17名

【滋賀県立障害者福祉センター】 15時00分~16時00分
                 会議室にて全員が障害者福祉センターの施設説明を受ける
                 施設長のご案内で各施設を見学

1)滋賀県福祉用具センター
用具センターでは、最近の障害者用の介護用品は驚く程のバリエーションがありました。
圧巻はベッドからの移動で、介護者に負担のかからない車いすやお風呂に移動できる福祉機器を体験することができました。 福祉機器等600点、車いすやシルバーカーや歩行器の陳列、食事用具など、その便利さを確認することができました。
用具センターは、福祉用具の必要な人が必要な時に、適切に利用できるように関係機関と連携していること、 障害者や介護者が民生委員やケアマネ・地域包括の方と連携してこの福祉用具センターは繋がれています。
民生委員としては、時代の先端を行く介護用品を知ることで、障害者の方に寄り添い、 安心して未来に進める支援活動になると思いました。

2)滋賀県障害者福祉センター
滋賀県立障害者福祉センターは、障害者のある人たちの福祉の増進を図るため、滋賀県が設置し、 平成2年8月にオープンしました。
障害のある人の施設として、障害等に配慮した設備・器具を設置し、障害のある人は無料でご利用できること。 パラリンピック選手の活躍で、若い障害者の方々も懸命に競技に励んでおられること。車いす、陸上競技、アーチェリー、 水泳等が盛んなこと。担当者は、地域で若い障害者の方がおられたら、参加推進をと呼びかけられていました。

 用具センター便利になった介護機器
(ベッドから車いすへの移動シーン)
福祉センターの説明

(障害者福祉部会 部会長 瀧波博之)

障害者福祉部会 第2回研修会報告

2022年10月17日

◇日 時 令和4年8月18日(木)10時~12時
◇形 式 集合型
◇会 場 障害者福祉センター 多目的室
◇参加者 43名
◇内 容 『聴覚障害を学ぶ』
◇講 師 彦根手話サークル「指音」9名のみなさん
◇司 会 岸田副部会長
 挨 拶 瀧波博之部会長

1.サークル活動紹介
  活動紹介と自己紹介

2.DVD 「わたしの大切な家族」15分
  ・聴覚障害の家族のお話(聞こえない人の様子がわかるように紹介)
  ・障害者の家族ではちょっとした気づきがあれば不自由なく暮らせるが、 4名の家族生活以外の会社、学校等での大変さが紹介された。

3.聴覚障害者の暮らし・生活上の不便や不安
  ・声や音が聞こえないため、インターフォーン、電話、時計の音などについては、 色や光などの見える化の工夫が必要となる。
   時計の目覚ましなどは、振動することでわかる。
  ・電話の代わりにファクスを使用する。 TVは音が聞こえないので内容がわからないが、字幕がついていればわかる。
  ・電車が止まっても、車内放送が聞こえないため、バスで乗り換えてという説明もわからない。 最近は電光掲示板があるのでわかる。
  ・銀行で待っていて、呼ばれてもわからない。「呼ばれたら教えてください」と言っておかないと、 いつまでも待つことになる。
  ・大事な所に行く時は手話通訳の人と同行する。コロナが拡大していても、感染状況が判らない。

4.コミュニケーション方法
  ・口からの伝達は「くし、うし、すし」等は一緒でわからない、筆談でしていただけると有難い。 メモとかに書いてもらえれば良くわかる。

5、簡単な手話で交流 

挨拶の手話(図左側)    災害に役立つ手話(図右側)

  自分のできる表現でやってみる。

6、災害時の支援と役立つ手話
  ・情報が入らないとわからない。民生委員にも関わってもらい、 誰が聞こえない人なのかを知って、支援していただいたら嬉しい。
  ・火事、地震、車の暴走など、早く逃げないといけないが、わからないから逃げられない。聞こえる人は逃げられるが、 私達は、どうして
   いいかわからない。何かあって、気が付いたら誰もいない。その時に気づいて、「早く逃げましょう」と教えていただければ有難い。
  ・災害、緊急事態が起こったら、聞こえない人はどうしていいかわからない。 誰かが早く気が付いてくれて、教えてくれたら、避難できる。
   そのような場合、民生委員が気が付いて、教えていただけたら嬉しい。
  ・配慮があると本当に助かります。ホワイトボード、メモ、相手の顔を見て話しをして欲しいと思います。 救急車のサイレンも聞こえない
   ので、逃げ遅れる。避難できないです。
  ・伝えるためにパンダナをする。その人は聞こえていないと理解して欲しい。
  ★バンダナ紹介・・・・・パンダナを付けていると障害者だとわかる。

7、質疑応答・意見交換
  ・どの人が聞こえない人かがわからないので、積極的に関わっていただきたい。 彦根手話サークルの皆様、貴重なお話しを有り難う。
   パンダナすごく大事です。
  ・障害のある方は、訪問された時に直ぐには出られない。以前困っておられると聞いたので訪問したが、 昼寝をされていたので、出られ

   なかったようです。そういう人と話せるのはどうしたらいいのか。
  ・私も民生委員をしていたので、解ります。障害の方もいろんな人がおられますが、 聴覚障害の方はそんなに多くはいらっしゃらない。
   どう支援するのかは難しいが、メモを入れるとか、お顔をみたら話すとか、 注意して見守っていくことが寛容ではないでしょうか。
  ・災害時要支援者の申込み等で、民生委員にも要請が来ている。実際に障害を持っている方がおられる場合、 普段の訪問の中で障害者と
   気が付くことも必要なので、訪問をお願いします。
  ・訪問は身振り手振りでも、メモでも良いので、訪問をしていただきたいと思います。
  ・私たち民生委員としても極力知って、緊急時にはすぐ行ける体制を作って行きたいと思います。
   本日は貴重な体験、お話しを有難うございます。

(障害者福祉部会 部会長 瀧波博之)

第2回広報部会 視察研修

2022年10月4日

◇日 時:令和4年9月26日(月)  9時~17時
     彦根市文化プラザ前 9時00分 出発
     JR彦根駅東口前  9時20分 出発
◇場 所:東海プリントメディア株式会社 読売新聞清須工場
◇参加者:15名

東海プリントメディア株式会社に訪問し製版から配送までの工程を視察し視野を広める。

清須工場は本社から専用回線で送られた紙面データをCTPと呼ばれる装置で薄いアルミ板にレーザーで焼き付ける。 この板を刷版という。本工場は刷版を作る工程から担当地域の読売新聞販売店まで届ける業務を担っている。

1時間に18万部印刷できる超高速オフセット輪転機に立体紙倉庫から巻取紙を搬送する自動搬送台車が、紙つぎのたび、巻取紙を自動供給する。 ここまでがほぼ自動化されている。印刷仕上がりは目視による確認、印刷のずれ、色合い、新聞の場合は特に裏面との兼ね合いで微妙に色彩が変わるため人の目が最優先され、 かつ超高速印刷ゆえ瞬時の判定と対応が求められる。その後発送梱包から宛名添付、最終トラックヤードに送られトラックに積み込み読売新聞販売店まで届けられる。

工場の印象は若干インクの匂いを感じるも床は鏡面のように美しく磨かれ工具等もきっちり整理、 4Sが行き届き私語もなく整然とした職場に感心を寄せ、会社を後に、彦根には17時頃到着。夫々の乗車場所で解散となりました。

人権部会 第2回研修会報告

2022年9月30日

令和4年度第2回目の研修会を開催いたしました。

◇日 時    令和4年9月21日(水) 13:30~15:00
◇会 場    彦根市南地区公民館
◇研修テーマ  「3年間を振り返り人権研修の総まとめ」
◇講 師    人権政策課 福原重和 様
◇参加者    40名

◇概 要

今回が、今年度最後の研修会で3年間を振り返り・人権研修の総まとめ という事で、人権政策課・福原様にご講演をお願いいたしました。

振り返りますと、令和2年・3年はコロナ禍で、研修が思う様に出来ない年でした。そのようななかで、 誹謗中傷しないコロナ禍の人権・守秘義務が、主なテーマとなりました。 令和4年度は、令和2年・3年の反省として、コロナ禍でも研修会を行なえる対策を取りながら進める事が課題となりました。 そしてテーマは、人が集まる事が難しくなって来ましたので、人との繋がりを大切にするテーマとなりました。

皆様からアンケートをとり、集約いたしますと、人権についての終わりはなく、学習し続ける事が大切で、 学ばないとセンサーがどんどん鈍っていくので、常に人権に関する感覚を高める事が大切であると学びました。

(人権部会 部会長 梅本益夫)

人権部会研修会報告

2022年7月10日

◇日 時   6月16日(木)午前 10 時 30 分~12 時 00
◇場 所   南地区公民館
◇講 師   彦根市人権政策課 福原重和様
◇テーマ  人に優しく人を大切に 安心して働ける職場を目指して

今回の人権研修会は、梅雨で足元の悪い中にも関わらず、44 名が参加されました。 令和3年度の実績報告・令和4年度活動計画を報告させて頂き、その後、 講師の福原重和様よりご講演を頂きました。

コロナ差別の影響は、現段階、学校・職場・地域・SNS 等で、私達の言動 までも過剰にしてしまう様になってきています。 コロナウイルスもどんどん変異し、ついにワクチンも 4 回目へ。 マスクの効果は果たしてあるのだろうか? いつまでも永遠に必要なのだろうか?  何に気をつければ良いのか? 不安に思う事が一杯ありますが、誰が悪い・誰かを責める のではなく、「誰かのための行動」が大切である事を学ばせて頂きました。

【無意識の差別・偏見】
アンコンシャス・バイアス(注記:断言や先入観によってものの見方が偏ってしまうことの意味) による発言は、言った当人には悪気がないことも多い。

【迷信・習慣】(私が信じているからあなたも・・・?)
「茶柱が立つと縁起がいい・葬式は友引を外せ」等、昔からこのような言葉をよく聞いてきましたが、 正しい判断行動なのかよくわからないことが多いように思います。
昔からの言葉や今の新しい言葉が玉石混交し、惑わされない様に、 自分の判断で正しく行動をする事が、大切であると教えられました。

研修を通じて、学ぶ事・新しく知る事が一つでもあれば研修としての成果があったと感じております。 その学びでの積み重ねが知識の豊富さになるのだと思います。

最後に、今後の人権研修は次回9月頃に行い、どのようなテーマが良いのか? 又何処かにいくのか?  忙しいから資料配布のみで良いのか等々の意見を聞かせて頂き、 次年度に引き継ぎの資料とさせていただきたい事をお伝えして閉会といたしました。

(人権部会 部会長 梅本益夫)