お知らせ

障害者福祉部会 報告会及び第1回研修会報告

2022年6月9日

◇日 時 令和4年5月18日(水)10時~12時
◇形 式 集合型
◇会 場 障害者福祉センター 多目的室
◇参加者 40名
◇報告会次第
     (1)令和3年度活動実績・決算(10時00分~
     (2)令和4年度活動計画・予算     ~10時40分)
◇研修会次第
     (1)逃げられなかった“要支援者”(10時40分~11時10分)
        NHKビデオライブラリーDVD「シリーズ東日本大震災10年」より
     (2)誰もが助かる地域をめざして(11時20分~11時50分)
     (3)彦根市の要支援者について (11時50分~12時)

報告会
第1回研修会

【報告会】
 冒頭、年度交代となる代表委員(4名)の紹介
  旭森民児協 杉本 博様、鳥居本民児協 北川 世司夫様
  稲枝民児協 篁 大英様、城西2民児協 日比 忠雄様
 最初に令和3年度の活動実績と決算報告を行い、 次に令和4年度の活動計画と予算の報告をさせていただきました。
 障害者福祉部会の活動も3年目を迎え、今年度は4月~11月の8ヶ月が活動期間となります。先日の役員会で、この3年間はコロナ感染問題があ
 り、施設訪問研修会は松原の県立視覚障害者センター1回のみなので、「コロナ感染が終息に向かい、可能なら施設訪問研修も開催したいです
 ね」とのお話しがあったことから、草津にある滋賀県立障害者福祉センターでの研修を令和4年度の活動計画と予算に入れさせていただきまし
 た。

【研修会】
(1)逃げられなかった“要支援者”
   NHKビデオライブラリーDVD 「シリーズ東日本大震災10年」より
   東日本大震災で「逃げられなかった要支援者」は全死者の56%が高齢者でした。半数以上です。
   全住民の平均死亡率0.78%に対し 全障害者の平均死亡率は1.43%です。この数値だけでも障害者の死亡率の高いことが判ります。
   熊本地震 (2016年) 災害関連死の約8割が70歳以上
   西日本豪雨(2018年) 倉敷市真備町 死者の8割以上が要支援者
   台風19号(2019年) 死者の6割以上が高齢者
   被災地からのご意見は
     ★要支援者のリストはあるが、地域でどう使うかが不明だった
     ★登録はしたが避難の仕方などの話はなかった
     ★登録していても安否確認がなかった
   支援の有り方の反省を通して、次の(2)の誰もが助かる地域めざしてのテーマになります。

(2)誰もが助かる地域をめざして 
   命を救った地域のお話しとして
   ☆防災ネットワーク(一人の要支援者に二人が支援にあたった) ことで要支援者が救われたとの報告があった。
    地域の情報として下記必要性の話しが出た。参考にしていただきたい。

   ☆要支援者一人一人に会った避難計画を作る必要がある
   ☆戸別計画で作る必要がある
    戸別計画の作成状況   12%ができている
                38%が未作成
                50%が一部作成済み
   ☆避難は福祉の方がするものだと思っている
   ☆地域の住民と障害者とで距離があった。
   ☆要支援者との距離を縮めようとのことだが、出来ていなかった。

(3)地域の要支援者について
   ☆彦根市には11,749名の障害者登録者 (全障害者手帳での数値なので実際はもっと少ない)が在住されている。
    その内、要支援者の登録は2,492人(約21%)
   ☆障害者福祉部会としての今後の要支援者への対応の要望意見
    ◎一人一人の避難計画を自主防災会と自治会と民生委員とが共有 して検討をしていただきたい。
   ☆障害者福祉部会としての今後の要支援者への対応の要望意見
    ◎要支援者の登録比率を高めていくこと。

開催メモ
●障害者福祉課から令和4年度2種類の障害者福祉を解説された冊子 (障害者福祉のてびき=身体障害者手帳 イエロー表紙)と(障害者福祉の
 てびき=療育手帳 ブルー表紙)と (彦根市精神保健福祉のてびき ピンク表紙)の冊子をいただき、全員に配布しました。

●株式会社トーカイ様からは2022年度福祉用具販売総合カタログを いただき、単位民児協に1冊ずつ配布しました。

(障害者福祉部会 部会長 瀧波博之)

彦根市民児協連・高齢者福祉部会 研修会報告

2022年5月17日

◇日 時  令和4年5月9日(月) 10時~11時45分
◇会 場  彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇テーマ  民生委員からフレイル予防を!
◇講 師  彦根市福祉保健部高齢福祉推進課の職員(3名)
◇参加者  44名

◇概 要

多くの方は、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命を維持し、自立した生活が送れる期間、 即ち、健康寿命の延伸を望んでいます。実際には、加齢に伴って身体的機能や認知機能の低下が見られるようになってきます。 健康な状態から要介護の状態に移行する中間の段階を「フレイル」と言います。 近年の高齢者対策は「健康寿命の延伸」=「介護予防」が中心になっています。 この「フレイル」の段階で、適切な治療や予防を行うことで、要介護状態に進まずに済む可能性がある時期とも言われています。 本日は、各分野からのフレイル対策について、お話をして頂きました。

〇持病(生活習慣病)のコントロールと適宜の運動
糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、かかりつけのお医者さん、 かかりつけの薬剤師さんとうまく連携することで、持病のコントロールをして、現在の状態を維持、継続ができるものです。 また、日常生活の中に軽い運動を入れるなどして、筋力・筋肉量の低下を防ぐことが可能になってきます。 頭と身体を同時に使う『二重課題運動』を紹介します。一例として、「しりとり」「引き算」「47都道府県名を思い浮かべる」 等をしながらウオーキングすることも介護予防効果があると言われています。あくまでも、ご自身の安全確保が大前提です。

〇口腔、嚥下機能を保つケア
加齢とともに歯が抜けるなどして噛みづらくなると、固い食材が食べられなくなります。 また、飲み込む力(嚥下機能)が弱くなると、食べ物や飲み物が気管に入る「嚥下困難」が起きることもあります。 そして、食べづらくなると、食べることが嫌になり、低栄養に繋がっていきます。
毎食後、就寝前に歯(入れ歯)を磨くことや、うがいをすること、また、口周りの筋肉を保つため、 一日三食しっかり食べることが、誤嚥からくる疾病の予防になります。

〇バランスのよい栄養管理
低栄養は、フレイルを起こす要因のひとつです。高齢になってくると、食が細くなり満腹感があっても栄養が十分ではなく、 偏ったものばかりを食べて、身体を維持するのに必要な栄養素が不足勝ちになります。 多様性に富んだ食事を三食欠かさず食べることを意識し、バランスよく食べることです。 なかでも、身体(特に筋肉)をつくるたんぱく質や骨を強くするカルシウム等の栄養素を摂取して、 低栄養に陥らないことが大切です。
簡単なフレイルチェックも教えていただき、今は一安心できても、油断は出来ません。いずれの対策も、 継続することが重要です。健康寿命の延伸に向けて対策を継続していきたいものです。

(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)

第1回広報部会.報告会及び研修会報告

2022年5月11日

◇日 時 令和4年4月26日(火)午前10時~11時20分
◇場 所 南地区公民館 会議室(彦根市甘呂町1321-1)
◇内 容 10:00 開会挨拶(司会)
     10:05 第一部:報告会議題
         第1項.令和3年度活動実績報告(堀江部会長)
         第2項.令和3年度会計決算報告(中川会計).監査報告(山添監事)
         第3項.令和4年度活動計画(案)(堀江部会長)
         第4項.令和4年度収支予算(案) (中川会計)
     10:30 第二部:研修会議題
         1.市民児協連ホームページの紹介抜粋(HP推進委員会堀本委員長)
         2.ホームページ本格運用移行に関する件他(伊藤副部会長)
     11:20 終了(参加者解散)
     11:40 室内除菌・備品の後始末(役員解散)
◇参加者 37名

◇第一部:報告会
令和3年度活動実績が部会長より、令和3年度会計決算報告が会計より報告された。 監事より監査報告後、採決の結果、第1項・第2項議案は多数の賛同を得て承認されました。
令和4年度活動計画(案)が部会長より、令和4年度収支予算(案)が会計より提案され採決の結果、 第3項・第4項議案は多数の賛同を得て承認されました。

◇第二部:研修会
HP推進委員会委員長より、民生委員専用サイトである「委員のページ」の掲載内容が紹介された後、 今年4月1日に発行された「ねっと彦根」の17民児協の掲載内容が紹介(抜粋)されました。
また、副部会長からは、ホームページ本格運用移行に関する件で、 ①ロリポップの契約延長と②掲載審議決済の一部緩和提案などについて教示されました。

◇結びに一言
「ねっと彦根」では、各民児協においてコロナ禍にも関わらず、 感染対策をしながらの活動を記事にして掲載頂き有難うございました。 こうした記事をホームページにも掲載することができれば、 民生委員児童委員の活動をより多くの市民の皆様に知って頂く良い機会となりますので、 ホームページへの原稿の投稿を是非お願いしたいと考えているところです。宜しくお願い申し上げます。

(広報部会 部会長 堀江豊)

“冬” よっておいでよげんきっ子 開催報告

2022年2月4日

令和3年12月11日(土)、中地区公民館を会場に、“冬”よっておいでよげんきっ子を 開催し、各学区から20数名の親子が参加されました。

白・黒に分かれてのオセロゲーム、クリスマスツリーの工作、絵本の読み聞かせなどに真剣に取り組んでくれました。

最後は、中地区公民館の室内に設置されたイルミネーションが点灯され、プレゼントの入った大きな袋を持ったサンタさんが登場した時には、 「ワー!!」と言う子どもたちの大きな歓声があがりました。何のプレゼントだったかなぁ!

次回は、”春”「よっておいでよげんきっ子」を開催予定です。楽しい活動を工夫していきたいと思いますので、 多くの皆様の参加をお待ちしています。

(文責:主任児童委員部会 若林)

児童福祉部会研修報告

2022年1月7日

◇日 時:令和3年12月3日(金) 13:00~15:00
◇場 所:福祉センター別館2階
◇参 加:児童福祉部会員45名
◇テーマ:「里親制度」
◇講 師:社会福祉法人小鳩会 フォスタリング機関「こばと」
     統括責任者 小嶋 美恵子様、リクルーター 大槻 美保子様
     里親体験談 Y様

□講演の要旨
※滋賀県には、令和3年9月末現在で、何らかの事情により家庭での養育が受けられない子供が250名おられます。 うち165名(7割)は乳児院・児童養護施設で養育を受け、84名が里親などの家庭擁護を受けておられます。
※施設擁護の児童を里親につなげるのがフォスタリング機関で、里親の事前研修、児童とのカップリング、 里親開始後のフォローアップを担っておられます。
※里親Yさん、7年前不妊治療を断念して、夫婦で里親を決心。5カ月の男児を機関「こばと」より紹介受ける。 8カ月でハイハイ・つかまり立ち この子の命を預かる覚悟が出来た。自分の子供として特別養子縁組を結んだ。 2歳から自己主張が強くなるも幼稚園で落ち着く、現在小学生。近年は一時保護委託の依頼があり、2歳の男児も預かっている。

□感想
※里親制度につき、分かり易く解説頂きました。社会的擁護を必要とする児童の多さに驚きました。
※淡々と話される里親のYさんの講話内容は感動的でした。「この子の命は私達夫親が預かる」の決意。 貴方には、生みの親がいるとの話は、「他人から聞くより、 一番信頼されている私が話した方が良い」など。受講の各委員に感動が広がりました。

□まとめ
※児童福祉部会独自制作の研修DVD2本を経て、ようやく集合型の研修を開催することが出来ました。
※講演中の熱心な受講姿勢、活発な質疑、終了後の講師との個別懇談など、企画者として嬉しい場面が多く見られた研修会となりました。 参加の皆様お疲れさまでした。

(児童福祉部会 部会長 大久保則雄)