お知らせ

人権部会 第2回研修会報告

2022年9月30日

令和4年度第2回目の研修会を開催いたしました。

◇日 時    令和4年9月21日(水) 13:30~15:00
◇会 場    彦根市南地区公民館
◇研修テーマ  「3年間を振り返り人権研修の総まとめ」
◇講 師    人権政策課 福原重和 様
◇参加者    40名

◇概 要

今回が、今年度最後の研修会で3年間を振り返り・人権研修の総まとめ という事で、人権政策課・福原様にご講演をお願いいたしました。

振り返りますと、令和2年・3年はコロナ禍で、研修が思う様に出来ない年でした。そのようななかで、 誹謗中傷しないコロナ禍の人権・守秘義務が、主なテーマとなりました。 令和4年度は、令和2年・3年の反省として、コロナ禍でも研修会を行なえる対策を取りながら進める事が課題となりました。 そしてテーマは、人が集まる事が難しくなって来ましたので、人との繋がりを大切にするテーマとなりました。

皆様からアンケートをとり、集約いたしますと、人権についての終わりはなく、学習し続ける事が大切で、 学ばないとセンサーがどんどん鈍っていくので、常に人権に関する感覚を高める事が大切であると学びました。

(人権部会 部会長 梅本益夫)

人権部会研修会報告

2022年7月10日

◇日 時   6月16日(木)午前 10 時 30 分~12 時 00
◇場 所   南地区公民館
◇講 師   彦根市人権政策課 福原重和様
◇テーマ  人に優しく人を大切に 安心して働ける職場を目指して

今回の人権研修会は、梅雨で足元の悪い中にも関わらず、44 名が参加されました。 令和3年度の実績報告・令和4年度活動計画を報告させて頂き、その後、 講師の福原重和様よりご講演を頂きました。

コロナ差別の影響は、現段階、学校・職場・地域・SNS 等で、私達の言動 までも過剰にしてしまう様になってきています。 コロナウイルスもどんどん変異し、ついにワクチンも 4 回目へ。 マスクの効果は果たしてあるのだろうか? いつまでも永遠に必要なのだろうか?  何に気をつければ良いのか? 不安に思う事が一杯ありますが、誰が悪い・誰かを責める のではなく、「誰かのための行動」が大切である事を学ばせて頂きました。

【無意識の差別・偏見】
アンコンシャス・バイアス(注記:断言や先入観によってものの見方が偏ってしまうことの意味) による発言は、言った当人には悪気がないことも多い。

【迷信・習慣】(私が信じているからあなたも・・・?)
「茶柱が立つと縁起がいい・葬式は友引を外せ」等、昔からこのような言葉をよく聞いてきましたが、 正しい判断行動なのかよくわからないことが多いように思います。
昔からの言葉や今の新しい言葉が玉石混交し、惑わされない様に、 自分の判断で正しく行動をする事が、大切であると教えられました。

研修を通じて、学ぶ事・新しく知る事が一つでもあれば研修としての成果があったと感じております。 その学びでの積み重ねが知識の豊富さになるのだと思います。

最後に、今後の人権研修は次回9月頃に行い、どのようなテーマが良いのか? 又何処かにいくのか?  忙しいから資料配布のみで良いのか等々の意見を聞かせて頂き、 次年度に引き継ぎの資料とさせていただきたい事をお伝えして閉会といたしました。

(人権部会 部会長 梅本益夫)

“春” よっておいでよ元気っ子 開催報告

2022年6月14日

令和4年5月14日(土)、午前10時~11時30分、南地区公民館にて、“春”よっておいでよ元気っ子が開催され、 市内各地から大人12名、子ども18名、計30名の方が参加されました。
歌を歌ったり親子でおんぶリレーをしたりして、楽しむことができました。また、大型絵本の読み聞かせでは、 絵本の仕掛けに子ども達は大喜びでした。お家の方と楽しいひと時を過ごすことができたようです。
コロナ禍の中で、募集人数を制限しての開催でしたが、子ども達が久しぶりに声をだし、体を動かしての楽しい元気っ子でした。

(主任児童委員部会 安居和子)

大型絵本の読み聞かせ
大型絵本の読み聞かせ
大型絵本の読み聞かせ
おんぶだっこ親子ゲーム
風船ゲーム
風船ゲーム

障害者福祉部会 報告会及び第1回研修会報告

2022年6月9日

◇日 時 令和4年5月18日(水)10時~12時
◇形 式 集合型
◇会 場 障害者福祉センター 多目的室
◇参加者 40名
◇報告会次第
     (1)令和3年度活動実績・決算(10時00分~
     (2)令和4年度活動計画・予算     ~10時40分)
◇研修会次第
     (1)逃げられなかった“要支援者”(10時40分~11時10分)
        NHKビデオライブラリーDVD「シリーズ東日本大震災10年」より
     (2)誰もが助かる地域をめざして(11時20分~11時50分)
     (3)彦根市の要支援者について (11時50分~12時)

報告会
第1回研修会

【報告会】
 冒頭、年度交代となる代表委員(4名)の紹介
  旭森民児協 杉本 博様、鳥居本民児協 北川 世司夫様
  稲枝民児協 篁 大英様、城西2民児協 日比 忠雄様
 最初に令和3年度の活動実績と決算報告を行い、 次に令和4年度の活動計画と予算の報告をさせていただきました。
 障害者福祉部会の活動も3年目を迎え、今年度は4月~11月の8ヶ月が活動期間となります。先日の役員会で、この3年間はコロナ感染問題があ
 り、施設訪問研修会は松原の県立視覚障害者センター1回のみなので、「コロナ感染が終息に向かい、可能なら施設訪問研修も開催したいです
 ね」とのお話しがあったことから、草津にある滋賀県立障害者福祉センターでの研修を令和4年度の活動計画と予算に入れさせていただきまし
 た。

【研修会】
(1)逃げられなかった“要支援者”
   NHKビデオライブラリーDVD 「シリーズ東日本大震災10年」より
   東日本大震災で「逃げられなかった要支援者」は全死者の56%が高齢者でした。半数以上です。
   全住民の平均死亡率0.78%に対し 全障害者の平均死亡率は1.43%です。この数値だけでも障害者の死亡率の高いことが判ります。
   熊本地震 (2016年) 災害関連死の約8割が70歳以上
   西日本豪雨(2018年) 倉敷市真備町 死者の8割以上が要支援者
   台風19号(2019年) 死者の6割以上が高齢者
   被災地からのご意見は
     ★要支援者のリストはあるが、地域でどう使うかが不明だった
     ★登録はしたが避難の仕方などの話はなかった
     ★登録していても安否確認がなかった
   支援の有り方の反省を通して、次の(2)の誰もが助かる地域めざしてのテーマになります。

(2)誰もが助かる地域をめざして 
   命を救った地域のお話しとして
   ☆防災ネットワーク(一人の要支援者に二人が支援にあたった) ことで要支援者が救われたとの報告があった。
    地域の情報として下記必要性の話しが出た。参考にしていただきたい。

   ☆要支援者一人一人に会った避難計画を作る必要がある
   ☆戸別計画で作る必要がある
    戸別計画の作成状況   12%ができている
                38%が未作成
                50%が一部作成済み
   ☆避難は福祉の方がするものだと思っている
   ☆地域の住民と障害者とで距離があった。
   ☆要支援者との距離を縮めようとのことだが、出来ていなかった。

(3)地域の要支援者について
   ☆彦根市には11,749名の障害者登録者 (全障害者手帳での数値なので実際はもっと少ない)が在住されている。
    その内、要支援者の登録は2,492人(約21%)
   ☆障害者福祉部会としての今後の要支援者への対応の要望意見
    ◎一人一人の避難計画を自主防災会と自治会と民生委員とが共有 して検討をしていただきたい。
   ☆障害者福祉部会としての今後の要支援者への対応の要望意見
    ◎要支援者の登録比率を高めていくこと。

開催メモ
●障害者福祉課から令和4年度2種類の障害者福祉を解説された冊子 (障害者福祉のてびき=身体障害者手帳 イエロー表紙)と(障害者福祉の
 てびき=療育手帳 ブルー表紙)と (彦根市精神保健福祉のてびき ピンク表紙)の冊子をいただき、全員に配布しました。

●株式会社トーカイ様からは2022年度福祉用具販売総合カタログを いただき、単位民児協に1冊ずつ配布しました。

(障害者福祉部会 部会長 瀧波博之)

彦根市民児協連・高齢者福祉部会 研修会報告

2022年5月17日

◇日 時  令和4年5月9日(月) 10時~11時45分
◇会 場  彦根市福祉センター別館2階 集団健診室
◇テーマ  民生委員からフレイル予防を!
◇講 師  彦根市福祉保健部高齢福祉推進課の職員(3名)
◇参加者  44名

◇概 要

多くの方は、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命を維持し、自立した生活が送れる期間、 即ち、健康寿命の延伸を望んでいます。実際には、加齢に伴って身体的機能や認知機能の低下が見られるようになってきます。 健康な状態から要介護の状態に移行する中間の段階を「フレイル」と言います。 近年の高齢者対策は「健康寿命の延伸」=「介護予防」が中心になっています。 この「フレイル」の段階で、適切な治療や予防を行うことで、要介護状態に進まずに済む可能性がある時期とも言われています。 本日は、各分野からのフレイル対策について、お話をして頂きました。

〇持病(生活習慣病)のコントロールと適宜の運動
糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、かかりつけのお医者さん、 かかりつけの薬剤師さんとうまく連携することで、持病のコントロールをして、現在の状態を維持、継続ができるものです。 また、日常生活の中に軽い運動を入れるなどして、筋力・筋肉量の低下を防ぐことが可能になってきます。 頭と身体を同時に使う『二重課題運動』を紹介します。一例として、「しりとり」「引き算」「47都道府県名を思い浮かべる」 等をしながらウオーキングすることも介護予防効果があると言われています。あくまでも、ご自身の安全確保が大前提です。

〇口腔、嚥下機能を保つケア
加齢とともに歯が抜けるなどして噛みづらくなると、固い食材が食べられなくなります。 また、飲み込む力(嚥下機能)が弱くなると、食べ物や飲み物が気管に入る「嚥下困難」が起きることもあります。 そして、食べづらくなると、食べることが嫌になり、低栄養に繋がっていきます。
毎食後、就寝前に歯(入れ歯)を磨くことや、うがいをすること、また、口周りの筋肉を保つため、 一日三食しっかり食べることが、誤嚥からくる疾病の予防になります。

〇バランスのよい栄養管理
低栄養は、フレイルを起こす要因のひとつです。高齢になってくると、食が細くなり満腹感があっても栄養が十分ではなく、 偏ったものばかりを食べて、身体を維持するのに必要な栄養素が不足勝ちになります。 多様性に富んだ食事を三食欠かさず食べることを意識し、バランスよく食べることです。 なかでも、身体(特に筋肉)をつくるたんぱく質や骨を強くするカルシウム等の栄養素を摂取して、 低栄養に陥らないことが大切です。
簡単なフレイルチェックも教えていただき、今は一安心できても、油断は出来ません。いずれの対策も、 継続することが重要です。健康寿命の延伸に向けて対策を継続していきたいものです。

(高齢者福祉部会 部会長 西野秀太郎)